話し方その11-質問上手2010-01-22 Fri 10:05 以前に「聞き上手」は話をうまくするために必要な大切なスキルであると言いました。 今回は「質問上手」について考えてみましょう。 「質問すること」は1つのビジネススキルとしても注目され、これに関する書物も多く出ています。 テレビの司会者やファシリテーターと呼ばれる人たちは、「質問すること」が実に上手ですね。話を次々と展開させる技術を持ち備えています。彼らは、質問するスキルを持っているのです。質問スキルを持っている人と会話を交わすと、話が楽しい、弾む、そしてお互いが素直に、本心で話をするので心地よいコミュニケーションが出来ると思います。 あなたも、質問上手になることはもちろん可能です。質問上手になるためのヒントを考えてみましょう。 質問上手とは「効果的な質問が出来る人」といえます。では、「効果的な質問」の条件とは、何でしょうか? いろいろあると思いますが、ひとつの重要な要素は、「相手が新たな視点を見出せたり、次の行動のステップの足がかりを見出せたりすることが出来る質問」です。 「効果的な質問かどうか」は、聞かれた人が「う~ん!何だろう?」と考える質問です。 もし、あなたが誰かに質問されて「え~っ!そんなこと考えてみたことも無かったよ。何だろう」と思ったら、その質問は、あなたにとって効果的な質問なのです。 例えば、あなたは、「あなたが大切にしている価値観って何ですか?」と聞かれたらすぐに答えられますか? しばらく考えて「そうですね。人に対する「気遣い」かな」と答えたとします。すると、相手は、「そうなんですね。そのほかにはありますか?」と聞いたとします。二番目の質問は、はじめの質問よりもっと効果的なのです。「どうして?」 それは、一番目より二番目の質問のほうがもっと考えるからです。 他の例を見てみましょう。 奈々さんはボーイフレンド健君のタバコをやめさせたいと考えています。健君もやめたいとは思っています。 奈々さんの言葉、AとB、どちらの質問が効果的で健君が「タバコはやめようかな?」と思いますか? A. 「健君、まだタバコやめないの?健康に悪いよ」 B1. 「健君、タバコをやめるとどうなるの?ストレスがたまるの?」 B2. 「健君、タバコ以外に方法はないの?」 B3. 「健君、あなたがタバコを吸ってると、私はどんな気分だと思う?」 明らかにBの質問のほうが、具体的で健君も答えるために考えなければならないし、発想の転換も図れそうですね。一方Aの質問では、「うーん、そのうちね・・・」で話がとぎれ、奈々さんの意図した目的が達成されそうにありません。 ポイントは、先ず相手の話をよく聞いてから、相手に視点の変化をもたらしたり、新たな行動に結びつくような効果的な質問をすることがコミュニケーションを盛り上げ、対人関係を向上させることにつながるということです。 スポンサーサイト
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