話し方 その3-話の「テーマ」は何?2009-09-10 Thu 12:11 第3回は「あなたの話のテーマは何?」です。 第2回で、聞き手の関心をひきつけて、聞いてもらうことが大切、ということを書きました。 今回は、「あなたの話の内容をできるだけわかってもらうような話し方をするには?」について書いてみます。これは、あなたの言いたいことが、ちゃんと、相手に伝わるように話すコツ、ともいえます。 このコツは、正式な形のスピーチであれ、会社の中での会議で意見を言う場合であれ、親しい友人や家族との会話であれ、すべてに通用します。 1.あなたが何を伝えたいのか(話のテーマ)をはっきりさせる。(「新聞の大見出し」にあたるもの)は何?) 例: ダイエットするために生活習慣を3ヶ月間変えてみたら効果がでた 2.伝えたい内容のポイント(小見出し)は? 例: 3つの生活習慣を3ヶ月間変えてみたら効果がでた 1. 食生活 2. 運動 3. 嗜好品 3.体験談、具体例を入れて、あなたの伝えたいことをより説得力あるものにする 例1: 体験談・・・・3ヶ月間3つを実行した。まず野菜をたくさん食べるようにした。2番目に週3回以上ジムに通った。最後に・デザート(甘いもの)は週1回以下に抑えた。自分としては80%出来たと思う。3ヵ月後、測ってみたら、コレステロール値は、250から200に下がり、体重も2キロ落とすことが出来た。 例2: 具体例・・・ 私はがメタボ予備軍と診断された。私は、意を決して3ヶ月間、次の3つに取り組んだ。1.週3回のジム通い、2.甘いものは週1回だけにする、3.腹八分目で止める。 この結果、私の体重は75キロから68キロに落とすことに成功した。体重が減ったせいか、行動が機敏になり、顔つきもシャープになった。 どうでしょうか? 勿論、友人との雑談や、リラックスした場所での会話には、こんなことを意識する必要はありません。 このコツは、あなたが、相手に何かを伝えようとする場合に役に立つものです。 スポンサーサイト
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話し方 その2-相手のアンテナは立ってる?2009-09-08 Tue 11:29 コミュニケーションには必ず相手がいますね。 普段、あなたが話をしているときに、何%相手にあなたの話が伝わっていると思いますか? 100%・・・あなたは相当な自信家ですね。でも残念ながらそれはないでしょう。 7~80%・・・これもなかなかないレベルです。 50%くらいが伝わっていればよいと考えたほうがよいのです。 「え~!!そんなに低いの!」と思われるでしょうが、何も意識しないで話すと伝わり方はこんなレベルだと思います。 では、もっとあなたの話をよく伝えるには(聞いてもらうには)どうしたらよいのでしょうか? その答えは「相手(聞き手)のアンテナをまず立ててから話す」ということです。 「アンテナ?」 って何のこと? 携帯電話での会話を思い浮かべてください。あなたは友人に「今日ゴルフに初めて行ったらとても楽しかった。なかなか上達できないところが面白い・・・」という電話をしています。相手の友人は、スポーツでは、水泳をやっていますがゴルフは全くやったこともないし関心がありません。あなたは今日のゴルフを思い出して、一生懸命、面白かったことを話しています。相手の友人は「へー。そうなの。」といって聞いてはくれるでしょう(上の空で)。でもこのコミュニケーションには「アンテナ」が立っていないのです。 勿論、物理的に会話ができているので、相手の携帯電話には、3本アンテナは立っています。しかし、聞き手にアンテナが1本も立っていないのです。 電波をキャッチする携帯電話のアンテナに相当するのは「耳」です。一方、聞き手のアンテナに相当するのは「脳」です。 人間の脳は、実に上手くできていて、「聞きたい情報は取り込むが、聞きたくない情報ははじく」そうです。上記の会話例は、携帯のアンテナは3本立っているので、勿論全部話は聞こえています。しかし、全く自分に興味にないゴルフの話なので「脳」のアンテナは全くたっていないのです。 もし話すときに、あなたは相手の「脳」のアンテナを立てようと考えて、次のように話したら聞き手はどうでしょう。 「○○さんはいつも水泳のトレーニングに行っているけど、水泳の面白さって何?」 「そーだなー。フォームを直して練習すると少しずつ成果が上がってくることかな」 「なるほどね。実は、今日ゴルフに行って、・・・・・・。面白さは共通点があるね!」 こうすると伝わり方がかなりあがるのは間違いありません。 あなたも、会話の時には、相手の関心を引き出すように持っていってみたら? |
話し方 その1-上手な話し方の3要素2009-09-04 Fri 11:30 私は昨年から話し方教室の講師もやっている。そこで、読者の皆様に、少しでも、そのスキルの一部でも伝えられたらと思い、これから数回にわたって、「上手に話をするためのコツ」を書いてみることにした。 第1回目として「上手な話し方の3要素」について触れてみます。 3つの要素とは: 1.コンテンツ (話の内容) ・・話を聞き手にいかに魅力的で説得力があるように見せるか 2.ストラクチャー (話の構成・組み立て) ・・いかにわかりやすく、聞き手に理解させられるか 3.デリバリー (表現技術) ・・自分をいかに魅力的に見せられるか です。 各要素ごとに簡単に説明します。 1. コンテンツ(話の内容) 1-1)何を伝えるのか?(メッセージは何?) あなたが伝えたいポイントがはっきりしていないと、聞き手には伝わりません 1-2)聴衆はどんな人?: 知識レベル・ポジション・興味の対象・キーとなる聴衆・意思決定者・影響力のある人・あなたの話に興味を持つ人 など相手によって内容や話し方を変える必要があります 聴衆のニーズ・関心は?:: あなたの話に対してどんな関心を持つか? 2. ストラクチャー(話の構成) 2-1) オープニング(出だし) : 何を話すか(話のテーマ)、 聞き手をひきつける言葉で始めることがとても大切です!! 話の予告・・・・何について話すかの概要を言う(聴衆にわかるように) これは新聞で言えば「大見出しと中見出し」です。 キー・ポイントをリストする 2-2) ボディー(本論) : 内容の詳細 数値があればできるだけ入れる 伝えたいメッセージをサポートする事実・理屈付けを入れる キー・メッセージを別の言葉で言い換える 2-3) クロージング : 話のまとめ 簡潔に キー・メッセージを再度繰り返す 3. デリバリー(表現技術) 3-1) ボディー・ランゲージ 声・・・大きさ・抑揚・スピード・メリハリ・間 視線・・・アイコンタクト (ジグザグ法) ジェスチャー・・・使うことによりメッセージが効果的に伝わる 服装 以上の3つを心がけて話をするとコミュニケーションは格段に向上します。 次回以降、実際に使えるスキルをご紹介していきます。 |
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