fc2ブログ

コーチENDOFINの日記

ビジネスコーチENDOFINがコーチングにまつわるエピソードや日々感じたことを記したブログです。私のホームページは http://bc-endo.com/ です。

聞き上手の栄養士さんと2回目のカウンセリング

今日は10月31日。栄養士さんから2度目のカウンセリングを受ける日です。この栄養士さんとは、2ヶ月前に、2キロの減量を約束しました。 それから今日までの2ヶ月間、間食をしない、油ものは1食1品に抑える、運動をする、野菜を多く取る、など、アドバイスを受けたことを不完全ながらも実行してきました。
前のブログに書きましたが、この栄養士さんはとても聞き上手で、感じもよく、大変気分よく話をさせてくれる術(スキル)を持っている人です。

私は、この2ヶ月間、エクセルで表を作り、体重と体脂肪、それに、3食食べたものを記入していましたが、そのプリントを持っていきました。
私 「2キロ減までは行かなかったのですが、1.7キロ減量できました」
栄養士さん 「すばらしいじゃないですか! 記録をきちんととっていらっしゃったのですね」
        「後半に入ると、揚げ物が少なくなっていますね」
ニコニコしながら、私の作ったエクセルを細かく見てくれました。これは私にとって最高の「承認」でした。 2ヶ月間、私なりにモチベーションを維持し、努力したことが報われた瞬間でした。

そして、栄養士さんは、こう私に聞きました。
「この表をつけてみて感じたことは何ですか?」

私は、いつもコーチングをする側で、こういう質問をすることには慣れていますが、質問されるケースはあまりないので、この質問は、なぜか新鮮に感じました。

私 「そうですね。まず1日の総カロリー摂取量を気にするようになりました。それと、外食が多いこと、野菜が少ないこと、肉が多く魚が少ないこと、付き合いで会食した翌日は確実に体重が増加していることなど、に気づいたことです」
なんとなくは感じていたことを、言葉に出して言うことで「あー、そうなんだ」と自分で気づき、改めて認識することが出来ました。

栄養士さんも、コーチングを勉強しているとのことなので、このような質問が出たのだと思います。

「~してみて感じたことは何ですか?」という質問は、相手の感じたこと、思っていることを整理させるには効果があることをあらためて実感した今日のカウンセリングでした。

次回は12月末までに、さらに1キロ減を約束して帰途に着きました。

スポンサーサイト



未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 |

日本語ボランティアとコーチング

今日は、日本語を外国人に教えるときにもコーチングが役に立った、という話です。
今週、自宅の近くの大学に留学で日本に来ている大学院生に日本語を教えるボランティア事業が始まりました。私は、外国人と接するのは本来好きであり、お世話になった知人からの依頼でもあったので快く引き受けました。
週2回、火曜日と金曜日の午後に90分2回のレッスンを行うというプロジェクトです。
そこにくる留学生は、レベルの差はいろいろですが、皆、大学のカリキュラムの中に「日本語」があるとのことです。しかし、そこだけでは不十分なので、このボランティア教室に来るということです。
ボランティア教室では、学生のレベルが各人かなり違うので基本的に1対1で教えることにしています。

私は、中国から来た22歳の学生を担当しました。
はじめに、レベルチェックのために「家族は何人ですか?」「中国のどちらからですか?」などを質問してみたが、わからない様子。英語で「どういう意味ですか?」聞いてきます。ゆっくりと「いつ、日本に来ましたか?」と聞くと「9月です」とのこと。まだ1ヶ月しかたっておらず、ほとんど日本語はまだ出来ない状況でした。これでは、授業が理解できないのでは?と思い、聞いてみたら「授業は英語なので問題ない」とのこと。 日本語は、生活するうえで必要なので勉強したいとのことでした。

最初は、この学生も私も初対面であるし、お互いのことをまったく知らないので、硬い雰囲気でした。そこで、私は、コーチング・スキルを意図的に使ってみました。
まず、アイスブレイク・・私は、ゆっくりと、笑顔で「日本の食べ物で何が好きですか?」と質問しました。
「すしが好きです」との答え。続いて「嫌いなものは?」と聞くと「納豆」とのこと。ここで2人の間に笑いがおき、一気に雰囲気が和やかになりました。この学生も少しリラックスしたようでした。

コミュニケーションは、キャッチボールといいます。確かに双方向の意思疎通がないとコミュニケーションは成り立ちません。そういう意味で、外国人に日本語を話す場合には、私たちは、ゆっくり、語彙を考えて、相手が理解しているかどうかをチェックしながら話すことが大切だな、と改めて感じました。



未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 |

金融危機と楽観主義

最近のトップニュースは「金融危機」についてのものが多い。確かに100年に一度の恐慌の様相を呈してきている。少しでも投資に手を出した人は、よほどでない限り皆被害を被っている。私も少しばかりやっているので気分の悪い日が続いている。
よくコーチングでは、楽観的なものの見方が大事である、と言う。特にNegativeな状況や現実に遭遇したときには、見方を変えると、それに伴って感情も変わる、不必要に感情的になることを抑え、冷静さを保てる・・・だから、物事の明るい面を見て楽観的に考えることが大切、といわれる。確かに理論的には理解できるが、毎日毎日お先真っ暗では・・・ 

今週はどんな週になるのかな? 楽観的に考えるんですね!
株価は少し戻ることを期待して今日は寝よう!

テーマ:ブログ日記 - ジャンル:ブログ

未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 |

上手な聞き手

2. 聞き方の上手な栄養士さん

先日、健康診断で血液検査を行い、その結果を聞きに病院に行きましたた。
以前から、コレステロールが高めだったので、またその指摘を受けるだろうなー、と思いながらドクターの話を聞きました。

ドクター「コレステロールが高いですねー。特に問題はLDL(悪玉コレステロール)が高いことですね。あと、中性脂肪も高いなー。それとやや、尿酸値も高めですね。薬を出してもかまわないですが、一度薬を飲むと、ずーっと飲み続けなければならなくなるので、半年間、時間をあげましょう。その間に、運動をして、食事も改善し、体重を減らしてみてください。今から栄養士を紹介しますので、食事に関するアドバイスを受けて参考にしてください。そして、半年後にまた検査しますので来院してください。」
私「わかりました」

しばらく、待っていると、若い女性が「遠藤さんですか。私、栄養士の○○です。どうぞこちらへ」とニコニコしながら私をカウンセリング・ルームに案内してくれました。

カウンセリング・ルームに入ると、そこには小さな四角のテーブルがあり、「どうぞ、おかけください」といわれて、私は栄養士さんと斜めの位置に座りました。栄養士さんは、予め私が記入した質問用紙(現在の身長、体重、運動習慣、昨日の食事など)に目をやり、ペンを持ちながら、笑顔で「質問に丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。では、これからいろいろお聞きしていきますね。その上で、食事に関するアドバイスをさせていただきます」とはじめました。

私が「タバコを今年1月にやめたんですが、それから5キロ太ってしまいました。」と話したところ、「タバコ、やめたんですね。えらいですねー。」とまず承認(コーチングで、褒めることを「承認する」という)の言葉。私は、いい気分になって「でも、タバコをやめたのはここ数年で過去に2回あるんです。いずれも半年間、やめると必ず、太るので半年たつと、太って成人病で死ぬリスクと、タバコをすって(この場合は太らない)肺がんで死ぬリスクを比べると、成人病のほうが高いと思ってまた吸い始めてしまいました」など、聞かれてもいないのに、べらべらと話してしまいました。

その後も、コレステロールを下げ、減量に関する食事の注意点の説明をしていただきましたが、そのときも、「遠藤さんは、どんなものがお好きですか?」「外食が多いようですが、油ものが好きなんですか?」といった質問をするたびに、私の答え1つ1つにうなづき、反応してくれました。私にとっては、何か「もっとどんどん話したくなる」気にさせるような聞き方なのです。

この栄養士さんは、インタビューするときは自分の頭の中を空っぽにし、患者(相手)の話す内容に100%集中して聞くことをしているからこそ、私がどんどん話したくなり、何よりも、「この栄養士さんは、親身になって私の話を聞いてくれている」と思ったのです。

人の話を聞くときに「笑顔」「承認の言葉」「目、表情など真剣に聞いているという態度」の必要性を実感したときでした。

最後に、栄養士さんに「コーチングって聞いたこと、ありますか?」とお聞きしたところ「はい、自分で勉強しています」との答えでした。道理で!

栄養士さんと2ヶ月以内に2キロ減を約束しして帰路に着きました。



テーマ:ブログ日記 - ジャンル:ブログ

未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 |

「フィードバック」

以下は過去に私のホームページ載せた日記です。

フィードバック

フィードバックというとどんなイメージをお持ちですか?

企業の業績評価の時の面談、新製品に対する消費者からの声、先生からのアドバイス、などいろいろなことを想像されるでしょう。身近にあるフィードバックとしては、鏡、テープレコーダーに録音した自分の声、家族からの指摘、ビデオテープなどです。

「フィードバック」とは、「相手が気づいてない行動や、相手が他の人に与えている影響に関する情報を与えてあげ、必要に応じて修正を促すこと」です。

フィードバックにも、それを効果的にするための「伝え方」と「受け取り方」があるんです。

ある企業で「フィードバック」の研修を行ったときのことです。受講者にフィードバックのスキルを体感してもらうために、いくつかのロールプレーを行いました。なかなか面白い発見がありました。

あるロールプレーで一人が上司役、もう一人が部下役で「フィードバックの効果的な仕方」の練習をしてもらったときのことです。

私は、「否定的なフィードバックや、改善点を伝える場合は、受け手の感情を考えて、まず肯定的なこと(つまり褒めること)を言ってから、否定的なメッセージを言ってください」と受講者に依頼してこの演習を行いました。

上司役の人は、忠実にこのルールを守って「~さん、いつも良くやってくれてありがとう。とても助かっています」と切り出し、そして「でも、~のときに~していたのは、チームにとって良くなかったと思います。今後はもっと~するようにしたら良いと思いますが、どうですか?」

私は、部下役の人に「今のフィードバックを聞いてどのように感じましたか?」と聞きました。

すると、部下役の人は「確かに冒頭に少し褒めてもらいましたが、そこが早口で、次のメッセージを伝えるための枕詞のように感じました。また、少し褒めてもらいはしましたが、その後の「でも」という言葉で褒めてもらった部分が全部消えてしまった感じがしました。全体の印象としては、悪かった点の指摘と改善の提案をされたようにとりました」との答え。私は、更に、部下役の人に「肯定・否定はそれぞれ何%と感じましたか?」と尋ねました。「5対95かな?」という答えでした。

面白い発見というのは、「でも」、「しかし」といった接続詞がコミュニケーションにおいてどれだけ大きな意味を持っているかについて再認識したことです。

いくら、前に「あなたはすばらしい。美しい・・・・・」と褒めても「でもね」の一言がかなりの「褒め言葉」を打ち消してしまう、ということです。

このロールプレーで、「でも」の代わりに「ひとつだけ、気がつたことを言ってもいいですか?」或いは「あえて改善点を言えば・・・」といったら、部下役の感じ方は、かなり違っていたのではないかと思います。

相手の感情や気持ちを考えて、コミュニケーションすることの大切さを感じた瞬間でした。




テーマ:ブログ日記 - ジャンル:ブログ

未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 |

ブログOPEN!

本日ブログをオープンしました。
コーチングにまつわるエピソードや、日々感じたことをつづっていきたいと思います。

よろしければ私のコーチのHP、ご覧ください!
http://bc-endo.com/
未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME |